コミュニケーション労働のあれこれ

子育ち自分育ちブログ

【中学生心情】身動き取れない時もある

息抜きをしたくて山へドライブに来ました。
ノアです。

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屋根天井には竹が施され、木枠の窓から見える山並。水が流れる音が心の体力を戻してくれる。有難い時間と空間です。


抗議デモの海外ニュースが脳裏を過る。謝りながらデモを続け、そこに傍から『コロナへの配慮がない』とコメントする人々の声に違和感を感じる。コロナ以上の生活の危機が迫った結果だろうし、同じ活動をされている人々の中でも、あらゆる面で多様で変則的な感情の揺れ動きがあるだろうことは無知な私でも想像できる。声を上げることそのものは自由だけれど、無配慮で誰かを傷つける声のあげ方は好きではない。


想像力は人を動かす。

そして、時に戸惑わせる。


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先日、とある方が立ち寄って行かれた時。その方は15才。久しぶりに会えた再会の喜びも束の間、立ち寄った理由を私に聞かれると一気に話しはじめた。


塾へ向かう道すがら、一緒に歩いている子を給食袋でバシバシと叩く男の子達の集団とすれ違ったらしいのだが、その様子が少し変だったから(イジメ?)と目が離せなくなったというのだ。止めようと思ったけれど頭の中で色々な思いが出てきて身動きできなくなった…らしい。

・男の子同士で悪ふざけはよくあるか…

・もしかしたら叩かれていた子が最初に何かしたのかも

・それにしても表情が楽しそうじゃない

・小さな我慢が繰り返されるとしんどくなる

・気がついているのに無視するって、本当に困っている子だとしたら、最悪

『噂とかイメージとか放っておくと怖い…私もそういう経験たくさんしてきたから。ほら、私。結構ハッキリ空気読まずに言う方でしょ?…』と自身の経験と重ね合わせて、余計に迷ったらしい。

そして、その日のうちに小学校に赴き、気になった事を伝えてきた…自分に出来るのはそれしか無かった…と言うのだ。

『ほら。気になるなぁって事、放っておくと良い事ないじゃん?』

私『そうだね。それにしても…一瞬のうちにそこまで色々な配慮や考えをして、そして行動するなんて…尊敬するよ。』

『そうかなぁ。ここでみんなと過ごしてた時に私も色々見てきたし、結構、学んだんだよ。だって、ほら太郎が二年の時さぁ…』


声を上げる事

それを考えさせられた、久しぶりの再会でした